本書のタイトルになっている「ふるさとへ廻る六部は気の弱り」は江戸時代の川柳。(六部とは六十六部の略で巡礼者の意味)全国66箇所を巡礼する僧が歳をとってくると故郷の近くへ行きたくなる。歳をとってくると気が弱くなり故郷が恋しくなる。タイトルが示すとおり作者の老いてゆく心境と故郷・母親・子供の頃の思い出が語られているエッセー集。オイラもどんどん身体が衰えて、亡くなった両親が、加齢をののしっていた言葉がわかるようになってきた。その年齢にならないと分からないことだらけだ。ということが分かりかけている。
昨夜も小学校まで歩いて往復しました。一昨日は40分かかったが昨夜は45分もかかった。5分も余計にかかってどうしたんだろう?普通に考えたら早くなるんじゃないの?と妻に言うと「それはね若者の考え方!老人はね、だんだん退化するからね!」
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