村上春樹著 安西水丸絵   午後の最後の芝生  スイッチ・パブリッシング2024年刊1800円+税

本書「午後の最後の芝生」という小説は1982年「宝島」に発表され、1983年に「中国行のスロウボート」という作者の初短編集の中の一編に納められ中央公論社で刊行された。
40年以上も経過して上梓されているので新作かと勘違いされるかも知れません。
絵は安西水丸は2014年に亡くなっているので新作ではありません。
でも村上・安西のコンビは、相乗効果を洗われる絶妙なコンビなのです。

オイラは村上春樹の小説の文章は、言い回しがくどいので短編も長編もオイラに合わない。正直に好きではないが、しかしエッセーの文章は大好きなのです。

本書を買った後で気が付いたのですけど、安西水丸の絵は村上春樹著「蛍・納屋を焼く・その他短編編」1987年刊の文庫の表紙で使われている。(同一の絵ではないが、シリーズものかと思う)

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