田辺聖子著「おくの細道を旅しょう」角川ソフイア文庫を読んでいた。松尾芭蕉が住居を深川にかえた時に、芭蕉の門人・李下が植物の芭蕉の株を贈ったところ、それがよく根付いた。草庵の名称にもなり、それまで桃青(トウセイ)と名乗っていたが、芭蕉と名前を変えた。読んでいた時に「あれ・・・現代から見れば寒いと思われる江戸時代に芭蕉という植物が根付いていた?」と疑問に思った。オイラは植物の芭蕉はバナナだという認識があったのだ。
新明解国語辞典とネット検索をすると芭蕉とバナナは違うらしい。知らなかったなぁ・・・恥ずかしい。どうしてこんな間違いのままに覚えてしまったのだろう?オイラはバナナの和名を芭蕉だと勘違いしていたのだ。近所に庭にバナナが植わっている家が二件ある。こんな寒い地域にバナナを植えるなんてバナナは生らないぞ!と内心に馬鹿にしていたが芭蕉だったんだ。芭蕉はバナナのような実は出来るけど食べられないらしい。そして芭蕉は-7℃まで耐寒があるそうだ。
そういえばネット通販のアマゾンでモンキーバナナの苗が980円~5000円で売っていた。妻に相談すると「いい加減にしてよ!これから何年生きているとおもうの?バナナの苗を買ってバナナを収穫するよりもスパーでバナナを買ってくる方がはるかに安いよ!それより今年は一段と巨大になったコウモリランを家の中の何処へ置いたらいいの考えている?」
「まぁ確かに現実はそうなんだけど・・・鉢で栽培できるバナナだよ!こりゃ面白い」と思ったけど・・・やっぱりスパーで買った方が簡単で便利で甘いと思う。はかない夢だった。
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